手根管症候群 症状

スポンサードリンク

手根管症候群は、手首の腱(けん)周囲の滑膜が、炎症を起こして腫れるために、手首の中央を走る正中神経が、内圧が上がった手根管に圧迫されることによって麻痺や痛みが起きます。特に40〜50歳の中年女性に多い疾患です。


手根管症候群の症状は、両手あるいは片手の親指・人さし指・中指・薬指に痛みやしびれ、ぴりぴりした神経痛症状が出ます。特に人さし指、中指、薬指の3本の指がしびれる場合には、手根管症候群の疑いが濃厚ということが言われています。


人によっては、親指の付け根付近の筋が萎縮して親指を十分に開くことができなくなり、ひどくなると指に力が入らず物が掴めないほどになります。夜間や明け方に痛みやしびれが増す傾向があり、不眠に陥る人も多くみかけられます。


腱鞘炎と同じく、手首を酷使して痛みを発症する場合が多く、女性の場合は、妊娠や閉経の時期に多くみられますが、大半が原因不明です。


手根管症候群の治療

手根管症候群の治療は、保存的治療と手術があります。保存的治療では、低周波電気治療、冷やしたり温めたりといった治療、消炎・鎮痛剤として短期型の非ステロイド系抗炎症剤、神経代謝改善剤としてビタミンB12製剤が用いられ、慢性化した難しい治療の場合は、直接ステロイド剤を注射することもあります。


電気療法・温熱療法は温熱の刺激により血行を良くして、筋肉の緊張を取り除き痛みを和らげる目的で行われます。また、ストレッチなどのリハビリで、機能改善回復をはかります。


炎症がひどく、動かさない方が良い場合は、装具装着にて患部を固定して炎症が鎮まるのを待ちます。痛みが継続的で、かつ何もしなくても激痛が走るなど、手根管の変性が固定化された状態(筋萎縮を伴う状態)になってしまっているときには手術になることもあります。


手根管症候群の内視鏡手術

最近では内視鏡手術も増えてきていますね。内視鏡手術は、傷が小さく済み、短期間で元の生活に復帰することができます。手根管症候群は、目下のところ原因がはっきりしておらず、治療方法もまだ研究段階で、まだまだ治療開発の余地が残されています。医学は日々進化していますが、慢性化してしまう前に、できるだけ初期の段階で病院へおもむき適切な処置と対策をとり、重症にならないようにすることが大切と言えるでしょう。